シアバターとは、シアの木になる緑色の果実の種子のカーネル部分から抽出された油脂成分のことです。
シアの木は乾燥した暑い気候の赤道以北の経度15度以内の通称「シアベルト」と言われる一帯の土地に自生しています。
N yura konko代表の相川がボランティア活動を行っていたガーナ北部の村々周辺にもシアの木があり、木が実をつける5〜9月頃には村の子ども達が実を持ってきて甘く美味しい果実を食べさせてくれました。
ガーナでは、オレイン酸を豊富に含むシアバターは肌を守るクリームとしてはもちろん、貴重な食用油としても利用されています。強烈な太陽光が、一年中照りつけるガーナ北部では、生まれたての赤ちゃんのデリケートなお肌を太陽光から守るため全身に塗る習慣もあります。赤ちゃんから大人まで誰もが使用する家庭には欠かせない万能クリームです。
ガーナ産シアバターの主成分はステアリン酸とオレイン酸で、ステアリン酸は非常に酸化しづらく高い抗酸化作用があります。オレイン酸はもともと人の皮膚にも存在する成分であるため、シアバターは肌なじみがとてもよく保湿性に優れお肌を乾燥から守ります。この他オーガニックナチュラルシアバターにはお肌を柔らかくしメラニンを抑える効果があるリノール酸や肌に有効な微量ビタミンが含まれており美肌効果に大変優れています。手先を始め、顔や唇、爪先や髪の毛、乾燥が気になる全身のパーツどこにでもご使用いただけます。
ガーナ北部に自生するシアの木は現地の人々の生活に深く関わっています。実が取れるようになるまで約20年もかかると言われるシアの木は、現地でも大変貴重な木として扱われてきました。毎年5-7月頃の収穫時期になると、美味しい果実を求めて村の子どもたちがシアの実を仲良く取りに行くのはよく見かける光景です。緑の実の部分は厚さ1cmほどありクリームのような甘みがあり大変美味しくいただけます。その後シアバターの原料となる殻に包まれた種子の部分をよく洗いシアバターを作っていきます。その作業のほとんどを手作業で行うシアバター作りは現地の女性の貴重な収入源にもなっています。ガーナ南部地域と比較して、貧困層が多いと言われる北部地域では主要産業がまだまだ育っておらず、ガーナ北部のみで育つシアの木の恵みによるシアバター作りは大切な産業です。N yura konkoのシアバターをご購入いただくことで、現地女性が現金収入を得られる機会の創出につながり、将来世代の子供達の教育支援をすることにもつながります。